警察庁、闇バイト対策で「仮装身分捜査」を全国で13件実施、5人を逮捕
警察庁は、闇バイト対策として「仮装身分捜査」を全国で13件実施し、強盗予備や詐欺未遂の容疑で5人を逮捕したと発表しました。この捜査手法は、捜査員が架空の身分証を用いて闇バイトに応募し、犯罪実行役の摘発や募集の困難化を目指すものです。
更新 1/29 17:27
仮装身分捜査の実施状況
- 警察庁は、捜査員が架空の身分証を用いて闇バイトに応募する「仮装身分捜査」を、昨年12月末までに全国で13件実施したことを明らかにしました。
- この捜査により、強盗予備や詐欺未遂の容疑で計5人の逮捕につながりました。
- 警察庁幹部は、被害の未然防止などの一定の成果があったとし、ノウハウの共有と活用の練度向上を目指す方針を示しました。
仮装身分捜査の手法
- 強盗や特殊詐欺などを対象とし、警察官がSNS上の犯罪実行役募集に応募します。
- 応募時に個人情報を要求されることが多いため、捜査員は実際とは異なる氏名や住所、加工した顔写真付きの運転免許証やマイナンバーカードなどの架空の身分証を用意して接触を図り、「雇われたふり」をします。
- 目的は、実行役の摘発や闇バイトの募集を困難にすることです。
- 警察庁は昨年1月に実施要領を公表しています。
捜査結果の詳細
- 実施された13件のうち、架空の身分証を提示し、犯罪グループから具体的な指示を受けたケースは7件でした。
- 残り6件は、身分証の画像を送信した後、匿名性の高い通信アプリでのやり取り中に連絡が途絶えました。
- 指示を受けた7件のうち3件は犯罪グループと接触できませんでしたが、残り4件で現場に現れた計5人が逮捕されました。
- 逮捕者の内訳は、特殊詐欺関連が3件3人、強盗計画が1件2人でした。
- 警察庁は、対策を講じられる恐れがあるため事件の詳細を公表していませんが、幹部は全てのケースで被害を防止できたこと、一部は突き上げ捜査により関係者の逮捕にもつながったと説明しています。
用語解説
- 仮装身分捜査: 捜査員が架空の身分証を用いて闇バイトに応募する捜査手法。
- 闇バイト: 犯罪実行役をSNSなどで募集する違法なアルバイト。
- 犯収法: 犯罪収益の移転防止に関する法律。口座売買などの重罰化が検討されている。
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