移民捜査官に銃撃された住民、暴行罪で訴追されるも虚偽発覚で取り下げ相次ぐ
米ミネアポリスで、移民捜査官に銃撃された住民が当初暴行罪で訴追されたものの、捜査当局の説明に虚偽が発覚し、訴追が取り下げられる事態が発生しました。この一件は、トランプ米政権下の移民政策に対する不信感をさらに高める可能性があります。
更新 2/16 14:22
事件の経緯
- 1月、米ミネソタ州ミネアポリスで、フードデリバリー配達員のアルフレド・アレハンドロ・アルホルナさんが移民税関捜査局(ICE)の捜査官に尾行された。
- 帰宅後、アルホルナさんはICE捜査官に掴みかかられたが振りほどき、いとこのフリオ・セサール・ソーサセリスさんの家に逃げ込んだ。
- ソーサセリスさんがドアを閉めようとした際、ICE捜査官に脚を撃たれた。
- この事件の7日前には、別の住民がICE捜査官に射殺される事件が発生しており、抗議運動が再燃していた。
当初の当局の説明と訴追
- 国土安全保障省は当初、車を運転していたのはソーサセリスさんで、アルホルナさんと別の男性が捜査官を襲撃したと発表した。
- ソーサセリスさんとアルホルナさんは、捜査官に対する暴行罪で訴追された。
虚偽の説明と訴追取り下げ
- 司法省は、国土安全保障省の説明に疑問を呈し、車を運転していたのはアルホルナさんだったと裁判所に提出した書面で指摘した。
- その後、司法省はアルホルナさんとソーサセリスさんに対する訴追の取り下げを申請し、連邦検察が裁判所に誤った情報を提出したと説明した。
- ICEは、捜査官が宣誓の下で「虚偽の証言」をしていたことを認める声明を発表した。
捜査官への処分
- この事件に関わったICE捜査官2人は休職処分となった。
- 2人の「真実に反する声明」について、司法省が捜査に乗り出した。
- 虚偽証言は、証拠映像の検証で明らかになった。
- 捜査官2人は免職処分となり、刑事訴追される可能性もある。
用語解説
- ICE: 米移民税関捜査局(Immigration and Customs Enforcement)の略称。アメリカ合衆国の国土安全保障省に所属し、移民法執行や出入国管理を担当する。
- 国土安全保障省: アメリカ合衆国の連邦行政機関の一つ。テロ対策、国境警備、移民政策、災害管理などを管轄する。
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