投票所入場券の遅れ、国のDX化も一因に
衆院選の投票所入場券の配布遅延が各地で発生しており、急な解散に加え、政府が進める行政システムの標準化が影響していることが明らかになりました。
更新 1/28 17:19
投票所入場券の配布遅延
- 2月8日投開票の衆院選において、投票所入場券の配布が期日前投票開始までに間に合わない事態が各地で発生しています。
- 主な原因は、急な衆議院解散による準備不足です。
DX化の影響
- 政府が進めるデジタルトランスフォーメーション(DX)化、特に住民基本台帳などの基幹業務システムの標準化が、遅延に影響を与えていることが自治体への取材で判明しました。
- この標準化は、2021年成立のデジタル改革関連法の一環で、当時の菅政権が主導しました。
- 全国1700以上の自治体に対し、25年度末までにシステムを標準化されたものへ切り替えるよう指示が出ていました。
- 選挙人名簿管理システムもこの標準化の対象であり、今回、投票所入場券の発送に関連して問題が生じました。
世田谷区の事例
- 東京都世田谷区では、約78万人の有権者を抱えるにも関わらず、投票所入場券の配布が遅れており、有権者には投票日間近の2月4~6日に届く見込みです。
- 世田谷区では、システムの標準化を2026年に入ってから実施しました。
- これは、2025年6月の都議選と翌月の参院選終了後、標準化後のシステム稼働状況を検証していたため、このタイミングになったとされています。
- この時期が、投票所入場券の発送準備において「最悪のタイミング」となったと報じられています。
用語解説
- DX: デジタルトランスフォーメーションの略。行政手続きなどのデジタル化を進める取り組み。
- 菅政権: 菅義偉氏が首相を務めた内閣。
- デジタル改革関連法: 行政手続きのオンライン化などを推進する法律群。
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