キーウ住民、ロシアの攻撃による長期停電の中、厳しい冬を耐える
ウクライナの首都キーウでは、ロシアによるエネルギーインフラへの攻撃が続き、住民は長期にわたる停電や断水に見舞われ、厳しい冬を乗り越えるために様々な工夫を凝らしています。
更新 1/22 21:28
厳しい冬の生活
- 雪を集めて生活用水にする、手袋やコートを着たまま眠る、ガスコンロでレンガを温める、室内にテントを張るなど、住民はあらゆる手段で寒さをしのいでいる。
- 停電は暖房の停止を意味し、家全体が凍る危険性がある。
- 従軍牧師のアントン・リビコフさんは、19時間超の停電で室温が9度まで下がり、息子が肺炎になったと語った。
ロシアの攻撃強化
- ロシアはここ数カ月、ウクライナのエネルギーインフラへの攻撃を強化している。
- 英国軍情報当局は、2025年にロシアがウクライナに送り込んだ無人航空システムは5万5000機と推計しており、2024年の約5倍にあたる。
- ウクライナは、ミサイルとドローンの連続攻撃に対処するため、欧米に追加の防空システムを要請している。
- キーウでは気温がマイナス18度まで下がり、数十万人が長時間の停電や断水に苦しんでいる。
- ゼレンスキー大統領によると、大規模攻撃の翌日には100万世帯以上が停電した。
- 政府は、全面侵攻開始からほぼ4年で初めて、エネルギー部門の非常事態を宣言した。
攻撃の狙いと住民の対応
- ロシアは、攻撃はウクライナ軍の能力低下を目的としており、民間人を標的にしていないと主張している。
- キーウ市長は、攻撃は「抵抗を打ち砕き、ウクライナ人の心を折り、人々を落胆させ、荷物をまとめてこの地を去らせる」ことが狙いだと指摘した。
- 市内各地では、発電機で暖を取ったり携帯電話を充電したりできる「不屈ポイント」と呼ばれる場所に人々が集まっている。
- 支援団体の配給所では、温かい食事を求める人々が列を作っている。
エネルギーインフラへの打撃
- ロシアのエネルギーシステムへの攻撃により、キーウでは停電や断水が例年より3-4倍長く続いている。
- 昨年10月以降、ロシアはウクライナの発電容量8.5ギガワット相当を破壊したとされている。
- ウクライナ国営ガス会社ナフトガスは、ロシアがガス生産施設も攻撃したと発表した。
- 中銀総裁は、ガス生産の約半分を失い、輸入負担が増していると明かした。
用語解説
- キーウ: ウクライナの首都。
- ゼレンスキー大統領: ウクライナの大統領。
- ワールド・セントラル・キッチン: 米国を拠点とする支援団体。
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