大阪大学、SDGs教育シンポジウム開催と硫黄ポリマー研究の進展
大阪大学で開催されたSDGs教育シンポジウムの様子と、同大学の研究者による環境配慮型硫黄ポリマーの研究について報じる。
更新 2/10 17:39
大阪大学シンポジウム「SDGsの『学び』が世界を変える」開催
大阪大学は2025年12月4日、グランキューブ大阪およびオンラインにて、「SDGsの『学び』が世界を変える。–社会課題を『自分ごと』にする教育と実践」と題したシンポジウムを開催しました。
シンポジウム概要
- 主催: 大阪大学全学教育推進機構OU-SDGsプログラム
- 共催: 大阪大学社会ソリューションイニシアティブ
- 参加者: 会場63名、オンライン42名、計105名(教職員、学生、産学官関係者、一般参加者)
内容
- 第1部 講演会:
- 大阪大学理事による大学講演
- 楽天グループ株式会社、株式会社パソナグループからの講演
- OU-SDGsプログラム修了学生による発表
- 第2部 パネルディスカッション: 「社会課題を『自分ごと』にする教育と実践」について活発な意見交換が行われました。
- 第3部 学生発表会: 持続可能な社会実現に向けた学生のアイデアや活動発表が計8組行われました。
- 第4部 特別講演会: ドイツ・ハンブルク工科大学のSönke Knutzen氏が「より良い未来のために共に学び、互いから学ぶ-the SDG Campus」と題し、オンラインで講演。国境を越えた議論が展開されました。
OU-SDGsプログラムは今後も、SDGsを「自分ごと」として捉え、行動につなげる学びの機会を提供していく予定です。
大阪大学大学院理学研究科 小林裕一郎氏の研究
大阪大学大学院理学研究科・超分子機能化学研究室の小林裕一郎氏は、環境負荷低減と高機能化が可能な硫黄ポリマーの研究を進めています。
研究の背景と特長
- きっかけ: 京都大学在籍中に、Jeffrey Pyun氏の硫黄ポリマーに関する論文に衝撃を受け、研究を開始。
- SDGsへの貢献: 原油精製時に大量に発生するものの、多くが未利用のまま廃棄されている硫黄を有効活用する材料として注目。
- 従来の課題: 従来の合成法は高温(180℃)で有毒な硫化水素が発生するなどの課題があった。
- 新合成法: 室温で水と硫黄を混ぜるだけのシンプルな合成法を開発。特殊な装置や薬品は不要で、5分程度で反応が進み、乾燥後すぐに機能性材料として利用可能。
- 環境負荷低減: 新合成法はCO₂排出量を従来比で75%削減可能。
- 産業化への展望: 硫黄ポリマーの産業化が実現すれば、日本発の新しい産業創出や、余剰硫黄の価値ある材料への転換、資源循環につながる可能性を秘めている。
学校統廃合と小中一貫教育を考える全国交流集会
2026年3月8日(日)に大阪大学吹田キャンパス人間科学研究科にて、「学校統廃合と小中一貫教育を考える全国交流集会」が開催されます。
- 日時: 2026年3月8日(日)10:00~16:30
- 場所: 大阪大学吹田キャンパス人間科学研究科
- 内容: 全体会(講演、報告)、分科会(学校統廃合、教育課程、公共施設再編、小規模校教育など)
- 参加方法: 会場参加およびオンライン参加が可能。参加費は1000円(学生無料)。
- 主催: 学校統廃合と小中一貫教育を考える第15回全国交流集会実行委員会
- 共催: 大阪大学人間科学研究科
用語解説
- SDGs: Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。
- OU-SDGsプログラム: 大阪大学が推進するSDGsに関する教育・研究プログラム。
- 硫黄ポリマー: 硫黄を主成分とするポリマー。環境負荷低減や高機能化が期待される新素材。
- カーボンニュートラル: 温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすること。
- 人間科学研究科: 大阪大学の大学院研究科の一つで、人間の心や行動、社会などを多角的に研究する分野。
- 学校統廃合: 少子化などの影響で、学校の数を減らし、統合すること。
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