パワーエックスとIIJ、電力とデジタルインフラを融合する協業検討を開始

パワーエックスとIIJは、蓄電システムとコンテナデータセンターを活用し、AI社会を支える電力・デジタルインフラの構築を目指す協業の検討を開始しました。パワーエックスは量産型コンテナデータセンター「Mega Power DC」を商品化し、IIJはデータセンター開発・運用の知見を提供します。

更新 2/13 17:32
パワーエックスとIIJ、電力とデジタルインフラを融合する協業検討を開始
画像: パワーエックスとIIJ、蓄電システムとコンテナデータセンターを活用した協業検討を開始

パワーエックスとIIJ、協業検討を開始

株式会社パワーエックスと株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、蓄電システムとコンテナデータセンターを活用した協業に関する覚書を締結しました。この協業は、AI需要の高まりに伴うデータセンターの電力確保と運用最適化の課題に対し、電力とデジタルインフラを融合させる「ワット・ビット連携」の具体化を目指すものです。

「Mega Power DC」の商品化と協業の背景

パワーエックスは、蓄電システムの開発・製造で培った技術を応用し、大型蓄電システムを搭載した量産型コンテナデータセンター「Mega Power DC」を商品化しました。これにより、GPU等の演算装置を収容するコンテナデータセンターを、短工期かつ低コストで導入可能になります。試算では、導入コストを約25%抑え、導入期間を約1年程度に短縮できる見込みです。

AIデータセンターの需要拡大に対し、国内では電力系統の空き容量不足や建設期間の長期化が課題となっています。こうした状況を踏まえ、両社は分散処理や地域電源との連携による安定供給・脱炭素化を推進します。

協業の具体的な検討内容

両社は以下の協業検討を進めます。

  • 蓄電システムの調整力と演算基盤を一体化したコンテナデータセンターの共同開発
  • 分散ネットワークを活用したデジタルインフラのユースケース開発
  • 蓄電システムによる電力活用のスキーム開発

想定される活用例としては、安価な電力を蓄電しサーバー機器に使用する、余剰電力を需要が高い時間帯に販売するといった方法が検討されています。

今後の展望

パワーエックスは2027年からの「Mega Power DC」の量産開始を目指しており、IIJはデータセンター開発・運用の知見を提供します。両社は、電力とデジタルインフラの効率的な拡大やエネルギー自給率の向上を推進し、脱炭素社会の実現と地域社会への貢献を目指します。

用語解説

  • パワーエックス: 岡山県玉野市に本社を置く、蓄電システムやコンテナデータセンターの開発・製造を行う企業。
  • IIJ: 株式会社インターネットイニシアティブ。東京都千代田区に本社を置く、インターネット接続サービスなどを提供する企業。
  • ワット・ビット連携: 電力(Watt)と情報通信(Bit)を統合的に最適化する考え方で、AI・脱炭素・地域分散といった社会課題に対応するデジタルインフラの概念。
  • Mega Power DC: パワーエックスが商品化した、大型蓄電システムを搭載したコンテナ型データセンター。

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