新潟県、若者の県外流出の背景に「地域の閉塞感」浮き彫りに

新潟県が初めて実施した若年層の意識調査で、県外流出の理由として「親や周囲の干渉」「娯楽の少なさ」「地域の閉塞感」などが挙げられたことが明らかになりました。特に女性は「多様な価値観が受け入れられなそう」といった理由も指摘されています。

更新 2/17 21:38

若者の県外流出、新潟県の実態調査

新潟県は、人口減少の要因となっている若者の県外流出の実態を把握するため、初めて若年層を対象とした意識調査を実施しました。調査結果によると、特に女性が県外へ出る理由として「地域の閉塞感」を挙げる傾向が見られました。

調査概要と主な結果

  • 調査対象: 県内在住または首都圏在住の18~39歳の男女計800人
  • 調査方法: インターネットによるアンケート
  • 首都圏在住者が挙げた理由(男女共通):
    • 親や周囲の干渉から逃れたかった(約3割)
    • 楽しめる娯楽や施設が少なかった(約3割)
    • 人と出会う機会が少なそうだった(約3割)
  • 男女別の主な転居理由:
    • 女性: 周囲の干渉(39%)、多様な価値観が受け入れられなそうだった(18.2%)
    • 男性: 給与・年収が高い仕事が少なかった(24.5%)、キャリアアップの機会が少なそうだった(28.6%)

県の分析

新潟県男女平等・共同参画推進室は、若年層の意識変化と、食事の準備といった従来の慣習に対する地域社会とのギャップが、転出行動につながっていると分析しています。

県外流出の現状

県によると、2024年には県外への転出が転入を上回る「転出超過」のうち、20~24歳の若年層が全体の7割超を占めました。そのうち女性が57%を占めており、若年層、特に女性の流出が顕著であることが示されています。

用語解説

  • 閉塞感: 周囲からの干渉や、多様な価値観を受け入れにくいと感じる状況。
  • 転出超過: ある地域から他の地域への転出者が、転入者を上回ること。

参照元

タグ

コメント

0
コメント投稿
個人情報の投稿は控えてください。
  • コメントはまだありません。

関連記事