北京五輪フィギュアスケート、ドーピング問題と日本銀メダルへの繰り上がり

2022年北京冬季オリンピックのフィギュアスケート女子で発生したカミラ・ワリエワ選手のドーピング問題と、それに伴う団体戦での日本チームの銀メダル繰り上がりについて詳述。

更新 2/14 05:26

北京五輪フィギュアスケートにおけるドーピング騒動

2022年の北京冬季オリンピックでは、フィギュアスケート女子で大きな騒動がありました。金メダル候補であったロシアの15歳、カミラ・ワリエワ選手がドーピング検査で陽性反応を示したことが大会中に発覚しました。

事の発端

ワリエワ選手は、北京五輪シーズンにシニアデビューし、世界歴代最高点を更新するなど「絶望」と称されるほどの活躍を見せていました。五輪団体戦でもROC(ロシアオリンピック委員会)の金メダル獲得に大きく貢献しました。

メダルセレモニーの延期と陽性発覚

しかし、団体戦のメダルセレモニーが突然延期され、その原因がワリエワ選手のドーピング検査での陽性反応であったことが明らかになりました。この事態を受け、国際オリンピック委員会(IOC)などはワリエワ選手の個人戦への出場に反対しましたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は彼女が「15歳で要保護者にあたる」ことを理由に却下しました。

個人戦での結果と処分

大騒動の中、ワリエワ選手は個人戦に出場しましたが、SPで首位に立ったもののフリーでは乱れて4位に終わりました。その後、CASは2024年1月末にワリエワ選手に対し、2021年12月25日から4年間の資格停止と、同日以降の大会失格処分を科しました。

団体戦の結果変更

この処分により、国際スケート連盟(ISU)は団体戦の結果を再発表しました。その結果、米国が金メダル、日本が銀メダルに繰り上がり、ROCはワリエワ選手の成績のみが取り消され銅メダルとなりました。日本にとっては、フィギュアスケート団体で初の銀メダル獲得となりました。

ロシア選手の不在

なお、続くミラノ・コルティナ五輪では、ウクライナ侵攻の影響によりロシア選手団は国際大会から排除されており、団体戦への出場権も失っています。一部選手は個人の中立選手として出場していますが、団体戦には参加していません。

用語解説

  • ROC: ロシアオリンピック委員会。ドーピング問題により、カミラ・ワリエワ選手の成績が取り消された。
  • CAS: スポーツ仲裁裁判所。ワリエワ選手の個人戦出場を認めない判断を却下した。
  • ISU: 国際スケート連盟。ドーピング処分に基づき、団体戦の結果を再発表した。

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