元横綱白鵬、角界を支えた功績と「嫌われ者」となった背景
元横綱白鵬が、相次ぐ不祥事で揺れる角界を支えながらも、なぜ「嫌われ者」と見られるようになったのか。その背景と、相撲協会退職に至るまでの複雑な胸中を解説します。
更新 1/24 17:16
角界の不祥事と白鵬の奮闘
2000年代、大相撲界は力士の暴行死事件、朝青龍の引退、暴力団の観戦問題、野球賭博事件など、数々の不祥事に揺れていた。
こうした状況下で、白鵬は一人横綱として角界を牽引し、63連勝という偉業を達成。日本人以上に日本人らしいと評され、天皇陛下からもねぎらいの言葉が贈られるなど、大相撲の歴史と伝統を守ろうと尽力した。
「嫌われ者」への転落
しかし、稀勢の里への「日本人横綱」への期待が高まるにつれ、白鵬は次第に悪役視されるようになった。自らの存在を押し出そうとすると、さらに批判を受けるという経験を繰り返した。
相撲協会退職と今後の展望
白鵬は2025年夏場所を最後に土俵を去り、相撲協会も退職した。退職前には「相撲協会を内部から変えていく夢は、諦めました。これからは、外からがんばりたい」と語っており、角界を変えようとした自身の夢を断念した胸中を吐露した。
今後は、相撲を「sumo」として国際的な競技へと昇華させる道を模索していくと見られている。
用語解説
- 白鵬: 元大相撲力士で、第69代横綱。
- 朝青龍: 第68代横綱。白鵬のライバルとして活躍したが、引退。
- 稀勢の里: 第71代横綱。日本人力士として期待された。
- 時津風部屋での力士暴行死事件: 2007年に発生した角界の不祥事。
- 野球賭博事件: 2010年に発覚した角界の不祥事。
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