がん5年生存率、膵臓11% 全国登録初集計、部位で差 16年診断患者
厚生労働省は、全国がん登録のデータを基に、2016年にがんと診断された患者の5年生存率を初めて公表しました。前立腺や甲状腺など生存率が高いがんがある一方、肝臓や膵臓では低い結果となり、部位による差が明らかになりました。また、がん患者数はほぼ横ばいで推移しています。
更新 1/14 21:25
がん5年生存率、部位による大きな差が判明
厚生労働省は2026年1月14日、2016年にがんと診断された患者の5年生存率を初めて公表しました。これは、全ての患者が登録される「全国がん登録」のデータを基にした初の集計です。
主ながんの5年生存率(15~99歳)
- 前立腺: 92.1%
- 甲状腺: 90%以上
- 皮膚: 90%以上
- 大腸: 67.8%
- 胃: 64.0%
- 肺: 37.7%
- 乳房: 88.0%
- 子宮頸部: 71.8%
- 肝臓: 33.4%
- 膵臓: 11.8%
生存率は、前立腺や甲状腺、皮膚がんでは90%を上回った一方、肝臓は33.4%、膵臓は11.8%と、がんの種類によって大きな差が見られました。
小児がんの5年生存率(15歳未満)
- 全がん: 82.4%
- 白血病など: 82.2%
- 脳腫瘍など中枢神経系: 60.8%
- 神経芽腫など: 78.5%
がん患者数の推移
2022年は99万930人、2023年は99万3469人と、2020年の新型コロナウイルス流行開始による一時的な減少を除き、がん患者数はほぼ横ばいで推移しています。
用語解説
- 全国がん登録: がんと診断された全ての患者の情報を国が把握・集計する仕組み。
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