自民党、裏金事件議員の比例重複立候補を容認へ 次期衆院選
自民党が次期衆院選で、派閥裏金事件に関与した議員の比例代表への重複立候補を認める方向で調整を進めていることが分かりました。過去の衆院選では非公認や比例重複を認めない対応をとっていましたが、一転して平等な扱いを目指す方針です。
更新 1/17 21:21
自民党、次期衆院選の候補者対応を転換
自民党は、次期衆院選における派閥裏金事件に関係した議員の処遇について、比例代表への重複立候補を認める方向で調整を進めています。複数の党幹部が17日に明らかにしました。事件に関与した議員の非公認も回避する方針です。
前回の衆院選からの変更点
前回の2024年衆院選では、世論の批判を受け、裏金事件に関係した議員を非公認としたり、公認した場合でも比例代表での重複立候補を認めない対応をとりました。しかし、今回はこれまでの対応から一転させることになります。
党幹部の説明
党幹部は、前回の対応が「党内で分断を生んだ」と説明し、「今回は平等に扱いたい」との意向を示しました。また、別の幹部は「前回でみそぎが済んだ」と述べています。
裏金事件に関係する候補者数
共同通信の17日時点の集計によると、裏金事件に関係した議員ら36人が衆院選への立候補を見込んでいるとされています。
鈴木幹事長のコメント
鈴木俊一幹事長は17日、盛岡市での記者会見で、「政治とカネ」の問題について「払拭されたとは全く思っていない」と述べました。衆院選への影響については「十分に分析できていない」としつつも、「党の取り組みを誠実に説明していく」と語りました。
前回の衆院選での結果
2024年の衆院選では、裏金事件に関係した旧安倍派や旧二階派所属の46人が出馬し、うち28人が落選しました。萩生田光一幹事長代行ら一部の議員は非公認となり、厳しい選挙戦を強いられました。
用語解説
- 自民党: 日本の主要政党の一つ。
- 衆院選: 衆議院議員総選挙の略称。
- 比例代表: 小選挙区と並ぶ衆議院議員の選挙制度の一つ。政党の得票数に応じて議席が配分される。
- 重複立候補: 小選挙区と比例代表の両方に立候補すること。
- 旧安倍派: 自民党の派閥の一つで、安倍晋三元首相が率いていた派閥。
- 旧二階派: 自民党の派閥の一つで、二階俊博元幹事長が率いていた派閥。
- 鈴木俊一幹事長: 自民党の幹事長を務める政治家。
- 萩生田光一幹事長代行: 自民党の幹事長代行を務める政治家。
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