イラン当局、抗議者の遺体返還に高額な金銭を要求か 複数遺族がBBCに証言
イランで反体制デモに参加し死亡した人々の遺族が、当局から遺体返還の条件として高額な金銭を要求されているとBBCペルシャ語に証言しました。一部の遺族は、支払いができずに遺体を受け取れない状況に置かれています。
更新 1/16 21:24
遺体返還を巡る金銭要求
- イラン当局が、反体制デモで死亡した人々の遺族に対し、遺体返還の条件として高額な金銭を要求していると、複数の遺族がBBCペルシャ語に証言しました。
- 遺体は遺体安置所や病院に留め置かれ、金銭が支払われない限り治安部隊が引き渡さないとされています。
- 北部ラシュトでは、遺族が治安部隊から約80万円に相当する7億トマンを要求されたと話しています。
- テヘランでは、クルド人の季節労働者の遺族が、約110万円に相当する10億トマンを要求され、支払いができずに遺体を受け取れなかったと述べています。
- イランの建設労働者の月収は通常100ドル(約1万6000円)未満であり、これらの要求額は遺族にとって非常に高額です。
遺族への警告と遺体の奪還
- 病院職員が遺族に電話し、治安部隊が金銭を要求する前に遺体を引き取るよう警告するケースも報告されています。
- 夫を殺害された女性は、病院からの電話で初めて夫の死を知り、急いで遺体を引き取りに行ったと話しています。
- 別のケースでは、当局に遺体を奪われることを恐れた複数の家族が、遺体安置所に押し入り、遺体を取り戻したと伝えられています。
- これらの家族は、遺体が当局に保持されたり、知らせずに埋葬されたりすることを防ぐため、遺体安置所の扉をこじ開け、遺体を救急車から引き出したとのことです。
- 遺族は、遺体が運び去られるのを防ぐため、病院の中庭で遺体を数時間守り、民間の救急車が見つかるまで待機したと報じられています。
情報へのアクセス制限
- インターネットと通信の遮断により、現場の状況把握が困難になっています。
- 国際人権団体やBBCは、イラン政府による現地取材の許可が得られていない状況です。
用語解説
- バシジ: イランの準軍事組織。
参照元
タグ
コメント
0件- コメントはまだありません。